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COLUMN

iPS細胞とは

松 尾  通


まずシェークスピアの詞の一節を紹介しよう。
「この世界はすべてこれ一つの舞台、人間は男女問わずすべてこれ役者にすぎぬ、それぞれ舞台に登場してはまた退場していく、……
 いよいよ最後の大詰めは、(中略)第二の赤ん坊、闇に閉ざされたまったくの忘却、歯もなく、目もなく、味もなく、なにもない。」
 (小田島雄志訳、お気に召すまま、第二幕第七場)
 この劇作が書かれたのが1598〜1600年だから、実に400年も前に、現在の状況を言い当てている。
 この言葉に出合ったのは、7月2〜4日、東京ビッグサイトで開催された「国際バイオフォーラム」だった。どうしても聞きたい講演があった。京都大学iPS細胞研究センター長、山中伸弥先生の「iPS細胞の可能性と課題」がそれだ。
 最近よく耳にする再生医療の実態はどうか、どこまで研究が進み、臨床応用の可能性はどこまで拡がっているのか。
 再生医療へ進む最先端の幹細胞の研究で、世界中から最も熱い視線を浴びている一人の日本人がいる。それが山中先生で、先月フィラデルフィアで開催された全米のバイオの学会でも、この100年で最もスリリングな研究として最大の賛辞で紹介された。

 午前10時30分から始まる山中先生の講義に遅れることなく、定刻の5分前に会場に行った。
 2500人位入る会場は超満員、一つの席さえもない。1時間30分、立ったままで聞く羽目となったが、少しも苦にならないすばらしい講演だった。
 iPS細胞とは人工多能性幹細胞のことを言う。成人皮膚線維芽細胞に少数の遺伝子を導入することによって、ES細胞(胚性幹細胞)とほぼ同じ能力を持つ細胞をつくる技法で、樹立したのが山中先生だ。
 患者自身の細胞から作るiPS細胞は、創薬や細胞移植療法に大きな道筋を作り、病気に悩む多くの人に、福音をもたらすだろう。
 ES細胞が現在の研究レベルに到達するのに17年間の年月を要したのに比し、iPS細胞は短時間で一挙にここまできた。話題に上るのも当然と言えよう。

 続いて登壇した神戸リサーチセンター長の桜田一洋先生は、山中先生の講演を受けてiPS細胞技術の創薬がどこまで進んでいるかを、明快に述べた。
 例えば高齢者の生物現象にスポットを当て、細胞の老化や前がん細胞をリプログラミングすることで発症を予防する可能性や、難治性疾患にiPS細胞の再生医療応用をすることで、未充足疾患に治療戦略を立てられる可能性を述べた。

 併催の国際バイオEXPOにも立ち寄ってみた。出展業者は650社余、デンタルショーの2倍以上の規模だ。
 遺伝子検査、遺伝子診断、創薬、タンパク質、細胞、バイオチップ、バイオ研究受託、バイオイメージングなどこの分野に対する期待の大きさが感じられた。
 特筆すべきは大学や独立行政法人のバイオに対する取り組みで、大学発ベンチャービジネスも随所に見られ、成果を発表していた。歯科では岡山大学、神奈川歯科大学、日大松戸歯学部の発表があった。

日本歯科新聞 歯科情報学 2008年7月8日 より